住宅ローン控除とは、正式には「(特定増改築等)住宅借入金等特別控除」といい、税額控除制度の1つとなっています。
住宅ローン減税の方が聞き馴染みがあるのではないでしょうか。
新築もしくは中古住宅を購入する際や増改築をする際に住宅ローンを借り入れていた場合、
一定期間にわたってローン残高に応じた金額が所得税と住民税から差し引かれるというものです。
税額控除とは
所得から医療費控除や社会保険料控除(給与所得控除)など一定額を差し引かれた額(課税所得金額)に税率をかけて求められた所得税から税金(税額控除)が差し引かれ、納め過ぎた税金が戻ってくるというものです。
式に当てはめるとこうなります。
・年収-給与所得控除=所得
・所得-所得控除(医療費控除や生命保険 等)=課税所得金額
・課税所得金額×税率=所得課税
→ 支払う所得課税
・所得課税-税額控除(住宅ローン控除 等)=最終所得課税
→控除により最終所得課税が決定し、それに伴い納めすぎた税金が戻ってきます。
※所得控除は所得からの控除であり、税率控除は課税所得金額から控除されます。
一般的に企業に勤めているとこのような税率の計算をすることはあまりないと思います。
仕組みとして覚えておくとよいでしょう。