金利について少しずつわかってきたところで、
一つ覚えておいてほしいことがあります。
それはローンの返済方法です。
ローンの返済方法には2つの種類があります。
元利均等返済と元金均等返済です。
2つの返済方法にはそれぞれメリット・デメリットが存在します。
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元利均等返済 |
元金均等返済 |
返済方法 |
毎月の返済額が一定となる返済方法 |
元金部分を均等額とし、それに利息を合計して支払う方法 |
メリット |
・金利に変更がない限り契約した月から支払いが終わるまで支払額が変わらない。 ・支払額が変わらない為、生活設計を立てやすい。 |
・借入元金返済額が一定額の為元金が元利均等返済よりも 早く減るため、総利息額が元利均等返済よりも少なる。 |
デメリット |
・支払額が一定の為、借入元金の減りが遅く総利息額が元利均等返済よりも多くなる。 |
・返済開始初期の支払額が高くなるため、生活設計が立てづらく、生活を圧迫する恐れがある。 |
例えば
2,000万円を借入した場合
35年ローン(420回)で返済すると仮定し
金利を1.5%とします。
月々の返済希望額が6万円程度を想定した場合。
※下記は一例のため、場合によって金額が変わります。
元利均等返済 月々の支払額:61,237円(35年間一定) 総支払利息:5,719,493円 |
元金均等返済 初回の返済額:72,619円 193回目の返済額:61,190円 (16年11カ月) ※元利均等返済の額を下回る時 420回目の返済額:47,679円 総支払利息:5,262,500円 |
総支払利息の差額 → 456,993 円
上記はあくまで例題ですが、比較してみると元金均等返済の方が利息も少なくお得に感じられそうですが
今後の人生プランを考える中で長期間(特に最初の支払額が大きい時期)
その金額を払っていけるのかしっかりと見極めなくてはいけません。
少し手間ではありますが、自分の将来設計の為と思ってぜひ金融機関に足を運んでみてください。